PELLE MORBIDA

13 .June .2019

+Talk

~nano・universe メンズバイヤー 福島さんとはしご酒(後編)~

「Speak Frankly!」 Vol.02

 

「ただのファッションバカだっていう話ですよね(笑)」

_nano・universe メンズバイヤー 福島雄介さん (写真右)

 

「今回も新しい刺激をありがとうございます」

_PELLE MORBIDA 営業 町田暁 (写真左)

毎回様々なジャンルからゲストを迎え、ざっくばらんに語り合う対談企画。記念すべき1回目は、YouTubeでも人気の “ティアモ福島” ことナノ・ユニバース メンズバイヤーの福島雄介さんです。ペッレ モルビダの商品に対する評価、新しいライン「ハイドロフォイル」に期待すること、そして福島さんのおこだわり過ぎるファッションまで(笑)、ゆる〜りと語ってもらいました。

 

新ライン「ハイドロフォイル」に期待!

3者コラボもあります!!

福島 秋にはナノ・ユニバース×リングヂャケット×ペッレ モルビダの3者コラボが実現しますね!

町田 ペッレ モルビダの新しいライン「ハイドロフォイル」ですね。

福島 ハイドロフォイルはナノ・ユニバースとしても推していきたい待望の新ライン。これは絶対人気が出るだろうと思って早速別注に踏み切りました。ハイドロフォイルコレクションに使用されている機能素材を使って服(ジャケット)を作る。またウチらしい取り組みですよね(笑)。

町田 作ったのはトラベラーズジャケットですよね。

福島 この素材をジャケットに使うってすごく面白いと思うんです。ポケットもたくさん装備して、軽量で機能的なジャケットを作る。そもそも洋服に使える素材なのかがわからないままスタートした企画だったもので時間はかなりかかっていますが…楽しみです。

町田 やっぱりビジネスシーンは相変わらずカジュアル化が進んでいますか?

福島 そうですね。軽い、動ける、洗える。これはスーツに求められる新しい価値になりつつあります。あとはアイロンかけなくていい。奥様も喜ぶ(笑)。

町田 バッグも同じです。軽量で機能的なバッグは必須となりつつある。

福島 ビジネスマンがスーツにリュックを背負い出した時期があったじゃないですか。あれくらいから世の中が変わったなっていう印象が僕にはあります。今や3wayで丈夫といった感じのバッグがすごく人気ですから。これからもっとその比重は増えていくでしょうね。

町田 スーツがカジュアル化傾向にある中で、そこにバッグがレザーだとやはりミスマッチになる。その需要にちょうどハマっている感じはあります。カジュアルなスーツを着るんだったらバッグもそれくらい軽くて良いよねっていう。

福島 あとはクラッチバッグやサコッシュもすごくいい。ビジネスに限らず、普段使いするのにもちょうどいいんですよ、ハイドロフォイルは。そういう意味では、オン→オフっていうよりも、オフ→オンっていう考え方もできる。『オフで使うんだけど、全然オンでもいけるじゃん』みたいな考え方が入り口としてわかりやすいんだろうなって思うんです。それが今、いろんなシーンで受け入れられている感じはありますね。本当にこれは今後にうちも期待しています。

 

福島さん、やっぱり

ファッションは好きですか?

町田 しかし、福島さんはほんとファッションが好きですよね。

福島 好きですね。なぜでしょうね。…やっぱりモチベーションかな、日々の。例えば美味しいものを食べて『明日からまた仕事頑張ろう!』と思えることと一緒だと僕は思っているんですよね。新品のスニーカーをおろしたときとか、新しいコーディネートを見つけた時とかは、新しい美味しいお店を見つけた時の喜びと同じ感覚。ファッション頑張りすぎるとモテないなんて言われますけど、だとしてももうそれはそれでいいと思ってしまっているし。

町田 昔はおしゃれな人がモテたようなイメージがあるんですけどね。

福島 僕もそう聞いていたんですけどね…おかしいな(笑)。

町田 でも第一印象って1秒で決まるっていうじゃないですか。そういう意味ではやっぱり個性がないとつまらないですよね。ファッションも自分の名刺がわりじゃないですけど、なんとなくみんなと似たような感じっていうより、個性があった方がいいと思うし、そういう方に僕も憧れます。

福島 いやまあ、僕は自分でもやばい領域に入ってきちゃったなーとは思っていますけどね(笑)。日曜日の夜の時点で、1週間のコーディネート、全部決めてますから。

町田 本当ですか!?

福島 あ、やっぱり引いちゃいました?

町田 いやいや、さすがだなと。それでこそ敏腕バイヤー。

福島 ただのオタクです(笑)

町田 ちなみに今日の着こなしポイントは?

福島 僕はスーツやセットアップは好きなのでよく着るんですが、実はネクタイをすることはほとんどないんです。ドレス系のバイヤーとしての節度は保ちつつも、硬くなりすぎず、カジュアルすぎず。いわゆる “ドレカジ” のそのもう一歩手前を狙っている感じです。今日のコーディネートでいうと、セットアップは着ているけど、インナーがカジュアルなカプリシャツっていうのがポイント。で、足元は中間的なグッチのビットローファーで、トゥアレグ族がスタンプワークを施した一点物の大きめのシルバーバングルはエルメス。

町田 素敵です。そういうセンスを磨くコツっていうのはあるんですか?

福島 センスっていうか、結局、服のばかり考えるってことでしょうね(笑)。それに何着てもいつでも格好いいってわけじゃないんですよ。10個コーディネート考えたら、そのうちバチッと決まるのは34つくらい。失敗の方が多いですから。

町田 なるほど。やはり努力あってこそなんですね。

福島 …っていうと聞こえはいいですけど、結局ただの『服バカ』って話ですよね(笑)

福島 でも本当に、ペッレ モルビダと新しいラインのハイドロフォイルには期待しています。別注企画ももっとできたらいいですよね。

町田 そうですね。是非お願いします。今日はありがとうございました。

福島 こちらこそ!もう一杯やって帰りましょう。僕、服の話なら一晩中できるので(笑)。