PELLE MORBIDA 
10th ANNIVERSARY
SPECIAL ISSUE

FASHION
FOR
NEW
BAGS

Updated 2023.3.1

TARO HAKASE
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YUSUKE FUKUSHIMA

STYLE SAMPLE

大好評コラボの第2弾として、葉加瀬さんはブリーフバッグを、福島さんはワンハンドルバッグをカラーバリエーションや異素材のコンビネーションで展開します。その中から「推しバッグ」をひとつ選び、お互いがどんなシーンでどうコーディネートするか?見せていただきました。スタイルの違うおふたりの、リアルな着こなし対決にご注目ください。

TARO HAKASE

COLLABORATION
2nd ITEM

BRIEF BAG

BRIEF BAG

TARO HAKASE

STYLE SAMPLE

スーツで出かける旅をクロコの
コンビブリーフで気楽なイメージに

ブルネロ クチネリのダブルのスーツにエドワード グリーンのストレートチップという、正統派のスーツ着こなしに新作バッグを合わせた葉加瀬さん。白シャツにシルバーのタイがモダンなムードを添えています。「旅にスーツで出かけることも多く、バッグはブリーフと決めています。グレーのストライプスーツにタイドアップというクラシックな装いも、クロコ型押しのコンビブリーフだと、決めすぎている感じがなく気楽さが演出できます」

BRIEF BAG

YUSUKE FUKUSHIMA

STYLE SAMPLE

落ち着いたスーツコーデに
クロコの型押しバッグで遊び心を

普段からスーツを愛用している福島さん。リングヂャケットのスーツにアットヴァンヌッチのタイをわざと半分出すなど、スーツスタイルはどこか遊びを入れたくなるそうです。「カチッとした仕事の場面ではスーツにブリーフバッグを持ちますが、ダークグリーンのスーツにクロコのような華美な質感を合わせるのも遊び心のひとつ。クロコ型押しのブリーフとそろえて、時計のベルトはクロコを選び、アクサリーもシルバーでコーディネートしています」

YUSUKE FUKUSHIMA

COLLABORATION
2nd ITEM

ONE HANDLE BAG

ONE HANDLE BAG

YUSUKE FUKUSHIMA

STYLE SAMPLE

リラックス感のある着こなしにも合う
クロコ型押しワンハンドルバッグ

デ ペトリロのリネン混ジャケットにカモシタのオープンカラーシャツというリラックスムードのコーディネートに、クロコ型押しのワンハンドルバッグが映えます。「ジャケットをベースにした、僕のいつもの感じに合わせてみました。きょうは足元もクロコのコンビシューズですが、もともとクロコ素材が好きで、ポイントによく使っているんです。クロコのバッグはシーンやスタイリングを問わず、どんなTPOでも合わせやすいのが魅力です」

ONE HANDLE BAG

TARO HAKASE

STYLE SAMPLE

軽いディナーへはブラック
ワントーンにクロコでアクセント

ザ ロウのセットアップにロロピアーナのスリッポンは、葉加瀬さんが軽いディナーに出かけるときの定番コーディネート。「シャツのセットアップは着ていてとてもラクですが、ミニマルで優雅なルックスなので、レストランに行くときに重宝しています。このワンハンドルバッグは食事に出かけるとき、必要なものがすべて入るサイズ感。型押しの立体的な質感がオールブラックのほどよいアクセントになるから、ワントーンのときこそクロコですね」

TARO HAKASE
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YUSUKE FUKUSHIMA

TALK ABOUT 
NEW BAGS

コーディネートに続いては、新作バッグをめぐってのおふたりの対談をお届けします。第1弾のバッグをこの半年ほど愛用した感想や、第2弾への思い入れを熱く語ってくれました。今回は葉加瀬さんも福島さんもクロコ型押しレザーを取り入れたデザインをラインナップしているので、“セット買い”といった提案も飛び出して、大いに盛り上がりました。

リアルな使い勝手のよさで
「つくってよかった」と実感

福島 :

葉加瀬さんのブリーフバッグ、大好評ですね。僕の友人も買っていました。出張のとき、キャリーケースに固定するベルトが太いから「安定していて最高だ」とべた褒めでしたよ。キャリースルーが細いとバッグが回転してしまったりしますからね。

葉加瀬 :

最近はビジネススーツにリュックを背負って出張に出る人も増えましたが、僕の場合、背中にはヴァイオリンを背負わなければいけないから、リュックはあり得ないんですよ。このバッグは演奏旅行にキャリーケースといっしょに持っていくことを想定してつくった通り、去年の秋のツアーからガッツリ使っています。きょうも楽譜からPCからヘッドフォンまで、全部入っていますよ。

福島 :

本当だ!葉加瀬さんの必需品が全部入っていますね。

葉加瀬 :

このブリーフバッグを使いはじめてからは、もうこればっかりですね。半年経って革もだいぶやわらかくなって、使えば使うほどいい感じにこなれてきています。プレゼントした友人たちも、みんな喜んでいます。

福島 :

僕もこのワンハンドルバッグをヘビロテしてます。自分が常日頃使いやすい形でつくったので、当然といえば当然ですが、本当に使いやすい。ドレスやフォーマルシーンのバッグって、これをつくるまでクラッチバッグ一辺倒でしたから、その流れを変えたいと思っていたこともありました。コラボでこの形をイチからつくって、すごくよかったと思っています。

葉加瀬 :

スーツを着たときに持つミニバッグって、とても難しいから、福島さんのワンハンドルバッグが出て、僕もうれしかった。

福島 :

葉加瀬さんのブリーフバッグを買った友人は、一泊の出張ならワンハンドルバッグを丸めて中に入れて持っていって、夜飲みにいくときはワンハンドルだけ持ってでかける。みたいな使い方をしていると言っていたので、まさに狙い通りだと思いました。

TARO HAKASE / COLLABORATION 2nd ITEM

“BRIEF BAG”

カラーや素材のコンビ使いで
コーディネートの幅が広がる

葉加瀬 : 僕の第2弾は、2タイプあってどちらもコンビネーションです。ひとつはネイビー×ブラックというカラーコンビ、もうひとつはシボ革とクロコ型押しの異素材コンビです。ネイビーのバッグって、一見難しそうですが、実はとても使いやすいんですよ。例えば今日みたいなグレースーツに黒い靴でもしっくり合います。クロコ型押しコンビは少しゴージャスな印象になりますが、ネイビーバッグだとモダンなイメージ。抜け感みたいなものも出せます。

福島 : ハンドルとキャリースルーが黒のコンビになっているのもいいですね。

葉加瀬 : コンビにすることで少しカジュアルな雰囲気が加わって、コーディネートするときにはどちらの色をひろうこともできて便利なんです。もうひとつは最初のコーディネート対決でも持ったブラックのクロコ型押しコンビ。ハンドルとバッグの下の部分、それからキャリースルーにもクロコの型押しレザーをあしらいました。

福島 : アクセント的に少しだけエキゾチックレザーというのが上品です。

葉加瀬 : 若いときにクロコを持つとギラッとした感じになりがちだけど、年を重ねていくとクロコがほどよく色気を足してくれるんですよ。だから僕ら世代以上の方には、このクロココンビが似合うんじゃないかと思っています。

YUSUKE FUKUSHIMA / COLLABORATION 2nd ITEM

“ONE HANDLE BAG ”

今っぽいニュアンスカラーと
色気も出せるクロコのコンビ

福島 :僕もワンハンドルバッグのデザインはそのまま、素材とカラーのバリエーションを増やしました。トープとチャコールグレーのようなニュアンスカラーを増やして、ブラックはクロコ型押し×シュリンクレザー、クロコ型押し×アルカンターラ(合皮スエード)と異素材コンビも2タイプ展開します。

葉加瀬 :この中間色2色は、まさに今どき(笑)!

福島 :ワンハンドルバッグはもともとレディスのバッグに着想してメンズライクにつくったんですが、女性にも響いたようで、第1弾を買われた方が多かったそうです。それで今回は女性のお客様も視野に入れて、少しやわらかい色をラインナップしました。このトープは第1弾の葉加瀬さんのバッグの色からいただいたんですよ。

葉加瀬 :これと僕のブリーフバッグをセットにできるね。

福島 :はい。だから前回、葉加瀬さんのトープのブリーフバッグを買われた方は、今回のこのトープのワンハンドバッグを買って、セット使いしていただけたら本望です。第2弾は僕と葉加瀬さん、ふたりともクロコを使っているから、新作でセットにしていただくこともできますしね(笑)。僕個人としてはクロコ素材がもともと好きで、コーディネートに色気や遊びを入れたいときに使うことが多いんですよ。このバッグのボリュームならクロコ多めでも、気にならないので、ひとつは全体的にクロコを使ったバッグにしてみました。

使い方のアイデアが広がる
コラボ第2弾のラインナップ

葉加瀬 :ワンハンドルバッグは本当にいいですね。ツアー先で軽いディナーなんてときにも、スマホとお財布を入れてサッと出かけられるし、カッチリした服装にも合うのが素晴らしい。

福島 :葉加瀬さんが今着ているグレーのスーツに、チャコールのワンハンドルも合いますよね。グレーにグレーだと軽さも出せますし、僕自身、春はそういうコーディネートをしてみたい気分なんです。そう考えると、グレーにトープもありですね。靴だけ黒や茶色で締めて。皆さん、靴とバッグの色を合わせなきゃと思われるようですが、僕はもっと柔軟に考えていいと思います。

葉加瀬 :足元は黒や茶色できれいに合わせて、今っぽいニュアンスカラーを差し色としてバッグで取り入れるのは素敵ですね。僕は去年1年間、カジュアルな服装にトライしていたんです。それまで着なかったオーバーサイズのシャツやニットを着たりしてね。そのときにこのブリーフバッグの口を開けて持つと、一気にドレスダウンできることを発見したんです。

福島 :確かに大人の男性の休日のスタイルとして、こういうバッグを女性に人気のバーキンのように、ガバッと口を開けて持つのもありですね。

葉加瀬 :ロゴニットやデニムといった着こなしにも合うんです。口を開けると表情が変わるということを、皆さんにもお伝えしたい。そういう意味で膨らませていくと、福島さんのワンハンドルは夜のディナーだけでなく、夏のプールサイドとか?バカンスにも使えますよね。

福島 :ありがとうございます。僕よりも葉加瀬さんのほうが、マルチに使いこなしていただけそう(笑)。

葉加瀬 :タイドアップしたときはバッグの斜めがけはできないし、小さいバッグを肩掛けすると女子っぽく見えるし、セカンドバッグではひと昔前の人のように見えてしまう。メンズのバッグって意外と逃げ道がないんですよ。そういうときにもこのワンハンドルなら、バッチリ決まります。今までの僕の悩みを解決してくれました。

福島 :べた褒めされると照れますね。これまでの男性のバッグにない形を「トライしてほしい」という思いを込めてつくったので、葉加瀬さんにそう言っていただけるとうれしいです。スーツはもちろん、Tシャツに短パンのようなラフな着こなしにもマッチするので。今回バリーションを増やしたことで、自分に合うものが見つけやすくなったと思います。葉加瀬さんのブリーフバッグとぜひセットで(笑)!

葉加瀬太郎

ヴァイオリニスト

1990年KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。1996年にKRYZLER&KOMPANYを解散後、ソロでの活動を開始。2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベルHATSを設立。公演を中心に多方面に活動の場を広げ、唯一無二、独自の世界を作り上げていく。2022年4月1日付、東京藝術大学客員教授就任。

福島雄介

メンズファッションバイヤー&
ファッションディレクター

“ティアモ”の愛称で親しまれているメンズファッションバイヤー/ファッションディレクター。2009年に株式会社ナノ・ユニバースに入社。2017年よりメンズバイヤーに就任し同年にYouTubeチャンネル「Tiamo La moda」の司会進行も担当。現在は後続の新番組「Tiamo La...」にてファッションとライフスタイルの発信をしている。2021年3月からフリーランスとして独立し、大手百貨店や有名セレクトショップとのイベント、別注商品企画などクリエイティブなバイヤーとして活躍。